lakliya

ラクリヤはこんなブランド

LakLiyaメンバー

スリランカ北部の町、ダンブッラ。
シーギリヤとダンブッラ石窟寺院、2つの世界遺産を擁する地域です。

その町で、「スリランカの民族衣装のサリー」を使って、お土産用の小物を生産しているのがラクリヤ LakLiya生産者団体です。

メンバーはみんな女性で、そのほとんどが家庭をもつ主婦。

  • ・スリランカの民族衣装、サリーの美しさを活かす
  • ・女性たちによる手作り
  • ・観光客の方々にも使っていただける高い品質
をコンセプトに、生産活動を行っています。

女性、特に主婦の就業機会の少ないこの地域において、生産活動は彼女たちに喜び・楽しみと誇りをもたらします。また、プラスアルファの収入を得ることで、子供たちにより良い教育を提供することにもつながります。


取引実績

スリランカ国内


より大きな地図で スリランカ・ラクリヤ関連スポット を表示

ラクリヤの製品は、スリランカの以下のホテル・ショップでお手に取ることができます。

・Amaya Lake Hotel Souvenir Shop
(アマヤレイクホテル)

・Chaaya Habarana Hotel
(チャーヤハバラナホテル)

・Kandalama Hotel
(カンダラマダホテル)

・Jetwing Viluyana Hotel
(ジェットウイングビルヤナホテル)

・Gimanhara Hotel
(ギマンハラホテル)

・Sigiriya Kalum Multy Shop
(シギリヤカルムマルチショップ)

・Jetwing Travel (ジェットウイングトラベル)
※行程表やパンフレットを入れ、ツアー参加者へのウエルカムキットとしてラクリヤのパッチワークバッグが配布されています。

・Lak Mudura[CMB] (ラクマドゥラ)

・Queens Hotel Kandy(@DASWANIS LIMITED)

・Tapro Silk (Pvt) Ltd
658 A, Peradeniya Road Kandy

・Sri Lanka wood carving
Elephant Bath Road, Pinnalanda Wattha, Pinnawala
※ピンナワラ象の孤児院の水浴び場へと続く道、入口側から右側3、4軒目のショップ


日本国内

日本では当ネットショップでの販売、ワールドフェスタ等イベントへの出店および以下のショップにて販売しております。

World Stitch(わあるど すてっち)
〒320-0041 栃木県宇都宮市松原2-8-18
TEL&FAX 028-621-4525
OPEN 9:00〜20:00 不定休

他に、受注生産による結婚式ギフト製作実績あり。ラクリヤの商品・お取引に関するお問い合わせはこちらまでお願いいたします。

ラクリヤの歩み

背景

  • スリランカの農村部では女性は結婚後専業主婦になることがほとんどです。

    ダンブッラは世界遺産の石窟寺院やシギリヤロックを擁するスリランカ有数の観光地ではありますが、女性、特に主婦の就業チャンスはとても少ないのが現状です。

    メンバーたちもラクリヤの活動を始める前は、仕事を持っていませんでした。

    彼女たちは家事に忙しく、そして家事が終われば何をするでもなく家でのんびり過ごす毎日を送っていました。

  • 2009年、ダンブッラに観光振興のボランティアとして赴任した青木は、スリランカ家庭にホームステイしながら、ダンブッラを内外に観光地としてアピールするための活動をしていました。

    そんななか、地域の女性組合(ダンブッラ婦人会(Women’s Association))の会合で、女性たちからの「自宅でできる仕事があるなら働きたい」というニーズを知りました。

    観光振興のための地域づくりの一環として「ダンブッラの新しいお土産物を作る」ということを据えていた青木は、「女性たちの仕事」と「お土産物の生産」をマッチさせた活動をはじめることにしたのです。

ラクリヤ年表

呼びかけ期(2009年9月〜2010年3月)

  • まずはメンバーを集めようということで、婦人会会議に顔を出しとにかく告知に励みました。「おもしろそうなこと始めるらしいよ!」という口コミづくり、雰囲気づくり。そして実際に体験裁縫教室を実施したりして女性たちに興味を持ってもらうことからはじめました。

    しかしスリランカのお国柄でなにかとミーティングが延期になってしまい、なかなかスムーズに事が進みません。

グループ化期(2010年3月〜6月)

  • 女性たちの仕事×お土産ものの生産=ダンブッラの特産品

    地域の女性たちが集い、生産者団体「ラクリヤ」が産声を上げました。ちなみに「ラクリヤ」とは、Lak:スリランカの Liya:女性 という意味。メンバーたちがいくつかの案のなかから自分たちで決めたものです。

    そして、ラクリヤの誕生時コンセプトは以下のとおりと決定しました。

    • 1.女性たちによる生産者グループ
    • 2.家庭を優先しながらできる仕事
    • 3.スリランカ文化を活かしたものづくり
    • 4.スリランカを訪れるツーリスト向けの商品

    当初は生産技術の未熟さや、家庭との両立など、難しいことが山積みでした。

    特に困難を極めたのが、デザイン、品質への考え方の違いです。観光客の方々向けのお土産にする以上、先進国の品質に合う商品でなければなりませんが、そもそも高品質にこだわるという概念の薄いスリランカ、しかも農村部。グループの目的や理念を共有するためにメンバーとの信頼関係を築くことに注力しました。具体的にはより多くの時間を彼女たちと一緒にすごし、なんでも一緒に体験してとにかく仲良くなることです。

生産者団体化期(2010年6月〜12月)

  • 裁縫の専門技術を持つボランティアが日本から到着し、本格的な技術移転と商品開発を開始することができました。彼女の指導により、デザインも品質もお土産物として販売できるレベルまでに高まりました。

    また、販売先の確保と拡大、クオリティアップのための各種イベントを開催しました。

    • ・ツーリスト向け商品の視察会
    • ・観光地での展示即売会
    • ・特別講座〜クオリティとは? ツーリスト向け商品とは?
    • など
  • Photo
    納品先ホテルへの視察会
  • Photo
    コロンボの旅行会社(販売先)訪問
  • Photo
    観光地での展示即売会

自立準備期(2011年1月〜3月)

  • 〇役割分担

    会計、商品管理、道具管理、セールス

    〇クオリティコントロール

    検品の仕方

    〇納品先あいさつ

    苦労・・・なかなかセールスに行けないメンバーたち

ラクリヤ生産者団体のシステムと今後の方向性

ラクリヤ生産者団体のシステム

  • Photo
    ミーティング
    週一回、メンバーが集まってミーティングを行います。各自製作した商品を持ち寄り、製品の向上策、生産の割り振りなどについて話し合いをする大切な集まりです。
  • Photo
    勉強会
    クオリティアップのための意見交換や、新商品の作成方法の共有、納品先視察会などを行います。
  • Photo
    検品
    メンバーが輪になって座り、1つひとつ製品を手にとって検品します。もし不具合があれば、輪の中に置かれた検品落ちボックスに入れます。問題なければ隣の人に商品を渡し、1周まわりきった商品は晴れて出荷されるという仕組みです。
  • Photo
    製作
    ミーティングで確認した生産計画に従い、各自の家でミシンを踏み縫製作業をします。スリランカでは足踏みミシンが現役。工場で作業するのではなく家での作業なので主婦業との両立がしやすいのです。
  • Photo
    給料
    出来高制です。製作難易度に従って商品ひとつあたりの収入が定められています。難易度の高いものをたくさん生産できるようになるほど収入がアップするしくみです。
  • Photo
    納品
    スリランカ国内の取引先に納品に行きます。納品先のニーズをきちんと理解して次に生かすために、日本人に頼らずメンバー自身が納品するようにつとめています。日本からオーダーがあった場合は発送作業をメンバー自身で行います。

継続性のために

もともとは普通の主婦だったラクリヤメンバーが、生産者としての誇りと自覚を持ち、何よりも楽しみながら生産活動をしています。

しかし、外国のボランティアによるこうした取り組みは、彼らの帰国後に破綻しまうことが少なくないということを耳にしており、ラクリヤについてもそれが一番の心配と考えていました。

そこで、帰国前にメンバーと何度も確認しあったラクリヤの理念は、

  • 1.クオリティを高く
  • 2.シェア:メンバーで助け合う
  • 3.自分たちでできることしかしない
  • 4.きちんと稼ぐ
  • 5.楽しむ!

ということでした。

「自分たちでできることしかしない」というのは意外に思えるかもしれませんが、これが継続性のためには重要なことではないかと思います。

日本人がスリランカ国内の納品先をどんどん開拓し、規模を拡大することは簡単なことかもしれません。しかしその日本人がいなくなったあと、メンバー自身が納品や折衝をすることができなければ続かないと考えます。そこで、納品先にはメンバーとともにごあいさつに行き顔つなぎをし、その後も極力メンバー自身が納品する方法で進めました。

「日本に運んで売る事より、まずは自分たちで維持していけるローカルのマーケットを作る事が大事」"ツーリストのおみやげ向け商品を"というターゲッティングはそのため」と現段階では考えています。

もうひとつ、製品に使用するファスナーなどの資材は、現地のマーケットで彼女らが買えるものを使用しています。より高品質なブランドファスナーを日本から送る方式にしていないのは、万一日本とのつながりが途切れても、現地で生産サイクルがまわるようにとの考えからです。

日本向け商品の品質管理について

前述の輪になって検品する方法で生産者自身でクオリティチェックをするほか、勉強会を開催して技術の向上につとめています。

しかし日本に送られてきた商品を検品すると、日本人の目線でははじかれてしまう商品がまだあります。日本人の要求レベルとスリランカの品質レベルの差を遠方から指摘するため、日本人の先輩に教えていただいた「限度見本」を送る取り組みを準備しています。

日本レベルの品質にアップさせるためには、まだ長い道のりがあると認識しておりますが、チャリティ色なしに商品の魅力だけで皆様に選ばれる商品をお届けできるよう、これからも精進してまいります。

私たちがはじめてサリーを手にしたとき、美しさに感動したその気持ちを、たくさんの日本の皆様に感じていただけたらと願っています。今後ともラクリヤを見守っていただきますようお願い申し上げます。

ラクリヤメンバー紹介

質問:「ラクリヤの活動に加わって生活はどう変わった?日本での販売について感想を聞かせて!」

  • Photo
    ランジャニ
    わたしたちのつくったものが日本に送られるなんて本当に嬉しいです。みんなで集まるのが楽しくて、こんなに素晴らしい仲間ができたことも嬉しいです。
  • Photo
    マノリ
    今までは旦那しか仕事をしていなかったけれど、私がラクリヤの仕事をするようになってうちの収入が1.5倍くらいになりました。子供に多く服を買ってあげられるのが嬉しいです。
  • Photo
    イノーカ
    家で時間があるときに、バッグを作ったり縫物をしています。大好きな縫物をしていて、それが仕事になるだなんて思ってもいませんでした。
  • Photo
    ジュリエット
    今までもサリーのヘッテ(※サリーを巻きつける前に着るTシャツ状のトップス)を縫う仕事を家でしていたけれど、注文が少なくて困っていました。今はラクリヤの定期的な仕事があるのでよかったです。
  • Photo
    スバシニ
    学校を卒業してから、ずっと家にいて家事手伝いをして過ごしてきました。得意の縫物が仕事になって、今までのように家にただいるよりも楽しくなりました。
  • Photo
    その他メンバー
    メンバーは8名(2012年現在)。皆、まずは「楽しむ!」ことを第一モットーに活動しています。

ラクリヤ・ストーリー

その1・スバシニちゃん縫製工場に就職!

  • ラクリヤメンバーのひとり、スバシニちゃんは、お母さんが中東へ出稼ぎに出ていて、親戚のおばさん家族と一緒にダンブッラに住んでいます。

    ラクリヤ最年少ですが、設立当時からのメンバーで、熱心な仕事ぶりと納期をしっかり守る真面目さ、そしてメンバー内でもトップを争う技術力の高さで、とても貢献してくれています。

    その彼女が、マータレーという大きな町の縫製施設でお仕事を得たとの報告が!

    レギュラーのお仕事を手に入れる機会はとても少ないスリランカ。縫製工場に勤めるには、技術が要求されます。通常は職業訓練校の裁縫コースに通ったりして就職する場合が多いので、訓練校に通ったことのないスバシニちゃんの合格は異例と言えるでしょう。ラクリヤでの経験が役立ち、レギュラーの仕事につくことができたのです。ラクリヤからいなくなってしまうのは寂しいですが、スバシニちゃんの将来を考えるととてもいいお話です。

    活動を始めた当初は無職だったスバシニちゃん。当時から縫製技術の高かった彼女に、「縫製の仕事はしたことないの?」と聞くと、「お裁縫が自分の仕事になるなんて、今まで考えたこともなかったから」、とのことでした。

    ラクリヤの活動を通して、技術が仕事につながること、女性でも環境次第では仕事ができることを感じたのでしょう。レギュラーのお仕事、本当にがんばってほしいです。

    ・・・と思っていたところ、数か月後に彼女から「あの仕事はやめたの・・」という電話が!よくよく聞くと、家から遠すぎるために通うのが難しかったということでした。生活上の事情なら仕方がない、と納得。スリランカでは何より家族との生活、ゆとりのある生活を大切にしますが、女性が一人で長距離を通うのは現実的ではなかったのでしょう。

    残念な結果にはなりましたが、きっと就業経験はスバシニちゃんにとって大きな自信になったと思います。 技術は仕事につながることが、ラクリヤメンバー内にもっともっと浸透してほしいと思います。

    スバシニちゃんは現在はラクリヤに戻って仕事を続けています。 彼女の作った商品は、必ずsubashiniという紙のタグがついていて、在庫の中で自分が作ったものであるとわかるようにという、彼女の工夫です。

    日本で購入いただく際にも、タグの状態が良いものにそのままつけてお届けしていますので、subashiniタグを発見されたことのある方もいらっしゃるかもしれません。

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